インド行く

南インドのバンガロール滞在時のこと

バンガロールのSIM 携帯電話

 tsunaです。2017年の夏にバンガロールに滞在したときのことを書いています。

インドで通信手段を確保するのは安全な交通手段を確保するのと同じくらい重要ですがあまり簡単ではありません。2017年時点ではバンガロール空港にインドの携帯電話会社airtellの店舗はなかったのでSIMカードは市内に出て購入する必要がありました。

結果的には日本でも使っているSIMフリー端末は問題なく使えましたが、SIMを申し込んでから開通まで5日くらいかかりました。滞在ホテルの隣にairtelショップがあったので助かりましたが、10回以上ショップを訪ねることになりました。

まず朝にショップに行くと、そこに若い男性スタッフがいたのでSIMを買いたいと言うと、営業は10時半からだと言われました。でもこのサンディープさんは親切で物分かりもよい方で、パンフレットを見せてくれてプリペイドSIMのプランについて教えてくれました(あらかじめ調べていた料金プランと同じであるのを確認できました)。

言われた時間に戻るとすでにおじさんが何人か並んでいました。順番がきて先ほどとは別のスーリヤンみたいな名前の若いお兄さんが担当してくれました。サンディープさんと比べるとテキパキ感と仕事できる感はかなり下がります。SIMを買うだけなのにパスポートや色々書類提出が必要なところは、ちょっと発展途上国っぽい感じです。以外と日本も似たようなものかな?ちなみに台湾はプリペイドSIM購入は簡単でいいですね。

スーリヤン(仮)はちょっともったいつける感じにパスポートを確認してコピーしてました。先回訪印時の期限切れのビザのページまでゆっくり見てるのでそこは関係ないよというと、ああ分かってますみたいな態度をする。多分あまり見たことないからどのページ確認すればいいんだろーこれ何だろーくらいに興味本位で見ていたと思われる。入国審査の係のひともそうですが、単に個人的な興味で質問してきたり書類を見たりする人がいるみたいです。

申請書は記入することが多くて、困ったのは連絡先として知人などの現地の携帯電話番号が必要だったことです。お友達の電話番号は書きたくないし、結局滞在ホテルスタッフの親切なSimonの個人携帯電話番号を書かせてもらえました。当然嫌だったと思いますがマネージャーに助けてあげなさいと言われて渋々OKしてくれました。

スーリヤンに明日の朝には開通するからここの番号に電話してといわれ申請完了。おおスーリヤン以外とやるじゃないかと翌朝確認してみましたが全く開通の気配もなく、またショップに行って聞くと夕方18時まで待ってと言われました。

その後2日待ってもシグナルが出てこないのでまたショップに行くと、カウンターとは別のテーブルのほうで若い女性が調べてくれ、最初はプロセス中に他の人に番号がアサインされてしまったらしいと言われました。そんなことできるのか?と思っていると、実際はスーリヤンのミスで、間違った番号を(すでに使用されている、または存在しない番号)アクティベートしたらしいと発覚しました。

番号を変えますので、とスーリヤンが渡してきた別のSIMセットを渡されたが袋を開けると中身がない。対応してくれている女性がまったくもう、という調子で「スゥーリヤァーン。。。」と言うので私も続けて「スゥーリヤァーン。。。」と言いそうになる。今度渡されたのはDuplicateしたカードかなんかだったらしく、また別のSIMセットでやり直し、2時間後に開通しますと言われました。

原因も判明しこれでうまくいきそうなので、原因を作ったとはいえ一応再処理してくれたので笑顔でスーリヤンにありがとうというと、いつもだるそうな顔をしていた彼も少しにこやかな顔をしました。日本と違うのは誰も私に謝る人はおらず、間違ってましたのでやり直しますと事実を言われるのみです。実際それ以上のことは求めようもないのでイライラすることはなかったです。

2時間後、通話はまだできない。でもSIMは認識しているようなので再びショップに行くと今度はサンディープさんが対応。(カウンターはサンディープさんとスーリヤン(仮)さんの二人体制)並んでいた他のお客のおじさんも少し巻き込んでよく調べると、インターネットのアクセスに加え通話のためにもうワンステップの手間が必要だったと判明し、サンディープさんが手際よく処理を終えて言われたとおりの時間になると、やっとSMSが使えるようになり電話もできるようになりました。

Uberも予約できるしナビも使えるし電話もできるしスマホのありがたみを感じました。

やっぱりスーリヤン、、だったのかもしれませんが、プリペイドSIMを申し込む人があまりいないので慣れてないようでサンディープさんも原因を突き止めるまで少し時間がかかってたし、ここは仕方なかったんだろうと思いました。

無料wifiはホテルやカフェで提供されているのですが、アクセス登録の際にインドの携帯電話番号が必要なので結局使えませんでした。

結論:短期間インドに行かれる方はwifiもレンタルしていかれるほうが安心だと思います。